1954-09-01 第19回国会 衆議院 農林委員会 第67号
問題は、どこからこの物を求めるかという点につきまして、ただいま柿手部長から、十七万五千トンの調整保留分を、今後保留すると、ますますきゆうくつになる、こういうような御趣旨の御答弁がありましたが、この本日いただいた資料によりましても、需給計画の上から昨年の肥料年度の残高が大体九万四千トン、硫安に換算してある。これを二十九年度においては、来年度への繰越し在庫見込みを六万九千トンに削つておられる。
問題は、どこからこの物を求めるかという点につきまして、ただいま柿手部長から、十七万五千トンの調整保留分を、今後保留すると、ますますきゆうくつになる、こういうような御趣旨の御答弁がありましたが、この本日いただいた資料によりましても、需給計画の上から昨年の肥料年度の残高が大体九万四千トン、硫安に換算してある。これを二十九年度においては、来年度への繰越し在庫見込みを六万九千トンに削つておられる。
○小倉説明員 趣旨は柿手部長からお答えした通りでございまして、中共米の見返りの硫安につきましては、ただいまのところ、需給計画から見ますと時期の問題が多少ありますけれども、まかないはしなければならない。
○小倉説明員 輸出力の問題に関連いたしまして、中共に対しまする硫安の輸出につきましては、私どもも、特に関心を持つておるのでありますが、ただいま柿手部長から申し上げた通り、できるだけ出したいと考えております。
○政府委員(小倉武一君) 生産費を基準ということにつきましては、先ほど柿手部長から御説明がございましたように、これはどれまでの工場の生産数字をとるかということについては明瞭でございまするし、又その生産量の平均の仕方についても御説明申上げた通りであります。
○江田三郎君 今の点については改めて農林、通産両大臣が出席されたときに、なお私は政府としての最終的な考え方をお聞きしたいと思いますが、もう一つ生産費を基準にするという場合の生産費は、先ほど柿手部長のほうから答えがありましたが、その生産費というものは、愛知通産大臣の答えによると、生産原価プラス適正利潤だということでありましたが、その際適正利潤というものはどの程度のものを指すのか、これは参酌でなしに基準
そこでその適正利潤というものは一体「かます」当りにするとどの程度になるのかと、こういうことを聞きましたら、それに対して柿手部長のほうで、一割五分配当の場合には社内留保、配当金等を入れて、この「かます」当り四十一円くらいになる、二割の場合には「かます」当り五十五円になる、こういうふうな説明がありましたが、この説明は速記録にも載つておりますが、間違いございませんか。
柿手部長
○愛知国務大臣 そういうお尋ねが出ますので、実は私どもも非常に困つたわけなんでありますが、先ほどお尋ねの通り、肥料、対策委員会等に硫安協会ですか、肥料協会ですか、そこを通じて出たものは、私どもの試算推計をいたしましたものと、やつた人も全然違えば、私どものは新しいといいますか、通産省の立場においてつくりましたものでありますから、それとこれとを御対照になりますと、これは柿手部長から御説明いたしますが、出
柿手部長。
その結果運営の方法等については、先ほど河野委員のお尋ねにも申上げました通り、このやり方がいいか、悪いかは別問題だと思いますけれども、実際現状におきましては、只今柿手部長から申上げました通りで、開銀からの融資に各肥料会社が申請をするのは直接やつている。
これはもう速記録に載つておるわけでありまするが、それに対しまして通産省の柿手肥料部長これは説明員でございまするが、柿手部長から今申上げましたような、まあ公式と言いまするか、有権的な調査はないけれども、或いは開発銀行に対する融資の斡旋、或いは従来の統制時代の資料等を基礎としてのともかく或る程度の資料はございます。
と、こういうように言つているのでその点が、どうも柿手部長と平野政務次官との言葉の間に、答えの間に少し違いがありまして、私ども非常に不可解に思うわけです。
国会から資料を要求される場合に、特にこういう長い註をつけられたことは、のみならず私は、少くとも私の所管である通産省の中の柿手部長の農林委員会における行動については、非常に詳しく報告をその都度受けておりますから、この問題が重大な問題として登場しておるということは、私もよく知つておるのであります。
○政府委員(小倉武一君) これは別に改まつて要求するとか、しないとかというようなことでなくて、柿手部長が先ほどお答えしましたように、事実上よく連絡をいたしまして、必要な資料は交換するという建前で行きたいと思います。
それでは只今の柿手部長の発言に対して質疑の次第もありましたので、次回においてこれが処置について決定して行きたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小倉政府委員 価格の足取りと申しますか、最近までの動きは、先ほど柿手部長から御答弁いたしましたように、御心配になるような上向きの情勢にはなつておりません。ただメーカ側の希望といたしましては、最盛期も近いわけだから値を少し上げたいという希望はおそらくあるだろうと思います。
柿手部長のところでも農林省の方からでもけつこうでありますが、肥料工場の配置図、それから肥料の種類とその工場の生産能力、それから現在の生産量、それを次会までにお願いいたします。 それでは本日はこれにて散会いたします。 午前十一時三十五分散会
○小倉政府委員 六万トンの輸出についてでございますが、これは先ほど需給の点から柿手部長からもちよつと触れられましたが、一月末の工場在庫が十一万八千トンをいうことになつております。
これは先ほど柿手部長との応答にございましたような、前月差をどの程度つけるかという問題になつて来ると思いますが、これはやはり前月差は若干、値を上げるという意味でなくて、つけた方がいいのではないかと思つております。
○小枝委員長 それでは柿手部長ひとつ……。
この矛盾はしかたがないとしても、少しでも農民に安いものをやるには——国家財政の投資をしたならばこれだけ間違いなく下げるのだという計画が出て来なければ——これは柿手部長とさんざん議論をやつたことですが、意味がないと思うのです。だからそういう面において、財政投資をやるなら財政投資をやるで、確実にこれだけいつまでに値が下げられるのだという結果が出なければ私は意味がないと思う。
○鈴木参考人 今の能力は、ここへ柿手部長もいらつしやるが、大体二百七十万トンくらいの能力かあると思いますが、稼働率の見方でありますけれども、二百七十万トンは困難だと思います。電力とかその他の条件が充足されれば、二百五十万トン程度は生産し得ると思います。
○中澤委員 この問題は、柿手部長がいかにごまかしを言われても納得はできない。こまかい計算もしてみたが、どうしても納得ができないので、これは続けて何回でもやらなければいけないと思います。 最後に一つ聞いておきますが、十二万トンの輸出に対して九万かごの輸入の割当をやつた。
○川俣委員 そういたしますと柿手部長は、これは出血輸出にならない。輸出がここに大体成立した、こういうふうにお認めになつておられる、こういうふうに理解してよろしゆうございますか。
今まで農協との間に話し合つておつたものすらも中止しなければならぬという現実の際に、今柿手部長の話によれば、台湾向けに輸出の半量、約十二万トンを九—十二月に輸出をする。しかもその価格は硫安にして、八月に比較いたしますと約九十円の開きがある。
○松尾説明員 硫安の輸出をすることによつて国内価格を高からしめるような輸出をする必要があるかということでありますが、実はこれはあるいは柿手部長の方からお答えになつた方がいいかと思いますが、年間の生産計画、それから需給の計画から見まして、この程度のものは輸出ができるということで計画ができて、それに基いて、たとえば通商協定もいたしておりますし、そういう業者の契約活動となつて現われているとわれわれは承知いたしておるわけでございます
○川俣委員 私は柿手部長にお聞きしておるのではないのです。さつきからあなたは出血輸出という表現をされておるから、出血輸出だとされておることを確信をもつてお示し願いたい。あなたが出血輸出でないとされるならば、それはお取消しになつたらいい。先ほど足鹿君の御答弁の中に、硫安協会と取引が行われておる、こういうふうに御答弁になつておる。速記録をごらんになればわかるのですが、これはお取消しになるのですか。
これは好能率の工場に集中しようと思つても、なかなか政治力を持つておるところの肥料業界に対しては、柿手部長が如何に獅子奮迅の奮闘をされてもこれは解決しない。そこで私はこれは硫安需給調整法の中に過燐酸も入れて、そうして入れれば燐鉱石の配分は肥料の審議会にかかる。かかれば私は立ちどころに解決すると思う。今頃北海道に何を好んで大阪や神戸のほうから過燐酸を送る必要があるか。
○吉川(久)委員 柿手部長にお願いしておきますが、戦後肥料工業の復興に要した資金、合理化のために要した資金、それの金融機関から融資を受けた額、その金利等に関する資料を、次の機会までにつくつて配付をしていただきたいと思います。それだけ要望をいたしまして私の質問を終ります。
これは電気の事情もあるのですが、今柿手部長は、増産すれば安くなると言われたが、私はそれを言つておるのではありません。増産してもその割合に儲からん。高く売れないから、石灰窒素は非常に電気を食う仕事なものですから場所によつてはどんどん製造してもその割合に儲からんということは、これはもり業者の論ですから、そういうので思うように増産ができないじやないか。
○説明員(藤巻吉生君) 化学肥料の輸出につきましては、昨年の九月に閣議決定をいたしまして、先ほど柿手部長から御説明がありましたように、窒素肥料で十五万トン増産いたしまして、そのうち十万トンを輸出に向ける。燐酸肥料につきましては十万トン増産いたしまして、十万トン輸出に向けるという計画でございました。
それからもう一つは、電力の特別な措置によつても、なおかつ肥料の増産というものには危惧が感ぜられるかどうか、輸出の問題と並びあわせて一体通産省はどう考えておられるかという点について、柿手部長から見解をお述べ願いたいと思います。 なお肥料の第一種の電力割当については、全般的な産業は四月、七月の平均の指数ということになつております。
先ほど柿手部長から申し上げましたごとく、昨年の生産は当初百七十万トンの予想であつたのであります。それを消費を二百十万トンと押えておつたのが、その後二百二十万トンに上げる、従つて生産の方も百八十万トンに上げたのでありますが、さらに朝鮮あるいは台湾向けの輸出が問題になつて来た。
柿手部長から詳細な数字を承つて、ここ一年間の肥料需給というものが、さほど変態的な困難を示しておらなかつたという点については、数字というものは正直に証明いたしておると思います。われわれは現下の肥料需給の上に立つて、わが国の肥料をこのような法律をもつて需給統制しなければならぬかどうかという問題を詮議する前に、まず私は通産大臣に一言聞いておきたいことがございます。
そこで合理化された原單位に引下げて、工場原価を一体ガス法と電解法で今の値段でどうだという点について、責任ある通産省の柿手部長の、現在ではその半数は赤字であるという明確な答弁が速記録に残つております。こういつた赤字を出させて、しかもこれらのものに電気を供給しているものは現在の政府である。これらのものに資金を供給するものも現在の政府である。これらのものに一切の産業政策を施すものも現在の政府である。
肥料の輸出については、今柿手部長から説明のあつた、そういつた線において大体肥料の増産に進まれる。以上の大体の観点は、農林委員会においてこれを討議されておつた模様とはやや私は違うと思います。
○今澄委員 ただいまの柿手部長の説明で非常に具体的な大体の見当がわかりました。そこで私が大臣にお伺いするのは、大臣は今お聞きのようにガス法工場の半数以上が採算が割れるということになれば、今起つておる労働者の首切りの問題、その他私の言うような肥料工業の壞滅ということになるわけです。